アレルギーを疑う症状がある場合に、アレルギー検査をすることで、アレルギー体質を持っているかどうかや、
何がアレルゲンなのかなどを調べることができます。
検査方法
当院では血液検査を行っております。
IgE抗体というのは、血中にある外部からの異物を除去するために産生される免疫グロブリンの一種とされています。アレルゲンが体内に取り込まれると、そのIgEがアレルゲンと結合することで、刺激が発せられヒスタミンなどが分泌されアレルギー反応を引き起こします。通常の検査で調べられるアレルゲンは、約200種類にのぼります。問診などを通して、アレルゲンの推定を行って検査を行うのが一般的です。
アレルギー検査でわかること
アレルギー検査の種類は非常に幅広く、多くの検査が行われます。それぞれの検査によって、アレルゲンを特定することができ、症状の予防や回避を可能とすることや、治療の手助けになる可能性があります。また、アレルゲンの種類のよっては舌下免疫療法を行うことが出来ますので、その適応を決める根拠となります。
ハウスダスト
ホコリ、ダニ(ヤケヒョウヒダニ、コナヒョウヒダニ)他
樹木花粉
スギ、ヒノキ、ブナ、マツ、ヤナギ、カエデ、クワ、アカシア、オリーブ他
イネ科植物花粉
セイバンモロコシ、ホソムギ、コムギ、アシ他
雑草花粉
ブタクサ、ヨモギ、タンポポ、ヘラオオバコ他
真菌/細菌
カンジダ、アスペルギルス、黄色ブドウ球菌エンテロトキシンA他
動物
ネコ、イヌ、モルモット、ハムスター、ウサギ、ブタ、ニワトリ他
昆虫
ゴキブリ、ミツバチ、ススメバチ、ガ他
寄生虫
アニサキス、回虫
食品
牛乳、卵白、卵黄、蕎麦、小麦、大豆、ピーナッツ、リンゴ、トマト、セロリ、玉ねぎ、人参、さつまいも、ゴマ、マスタード、ビール酵母、カカオ、豚肉、エビ、アサリ、牡蠣、サバ、イクラ他