首にしこりがある、首が痛い、かぜの症状がある、
顔が曲がっている、動かない、味がしないなど
その他の病名について
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頸部腫脹(リンパ節炎、頸部腫瘤、おたふくかぜ)
さまざまな原因で頚部は腫れることがありますが、主な原因はリンパ節の腫れ、先天的に首に存在する袋が炎症により腫れる場合やおたふくなどで顎下腺や耳下腺が腫れる場合などがあります。エコー検査やCT検査、採血などにより診断は可能です。
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感冒
いわゆるかぜのことで、多くはウイルスの感染に伴います。治療は症状を抑える治療が中心となります。
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インフルエンザ
インフルエンザウイルスの感染によりのどのいたみや高熱と言った症状をきたします。非常に感染力が強く、飛沫感染しますので、マスクの装着も重要です。
迅速検査により陽性となった場合には、抗インフルエンザウイルス薬の適応があり、発症後2日間以内に使用する必要があります。予防接種により感染を防ぐことは難しいですが、重症化を防ぐ効果は期待できます。 -
顔面神経麻痺(ベル麻痺、ハント症候群)
顔面神経は顔を動かす神経ですが、これがさまざまな原因により麻痺することを言います。帯状疱疹ウイルスに伴うハント症候群や原因不明のベル麻痺がよく知られており、顔が半分動かなくなったり、舌の味覚が半分なくなったり、涙が出にくくなったりといった症状を認めます。治療はステロイドや抗ウイルス剤を中心としたお薬の治療を行いますが、あまり改善しない場合、手術の適応となる場合もあります。
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味覚障害
味覚がなくなったり、苦みのみが残ったりという味覚の異常を言います。薬剤の副作用や血液中の亜鉛、銅の欠乏、貧血、ストレスなどにより起こります。血液中の亜鉛が欠乏することで、起こる場合が多いため、これを補充する治療を行うことが多いです。
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睡眠時無呼吸
眠っている間に呼吸が止まることで、10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上あるいは7時間の睡眠中に30回以上ある場合です。その程度は夜間の睡眠の状況を検査する必要がありますが、治療は手術、マウスピース、そしてCPAP治療が主なものとなります。突然死の原因ともいわれており、治療が必要な病気です。