診療のご案内

声の病気について

症状

声がかれる、声がでない、声がわれる、声がひっくり返る、風邪をひいたあとから声の調子がわるい、思春期になっても声がわりしない

病名

  • 声帯ポリープ

    大きな声を出したときに声帯内に血まめのようなものができることがあります。これが吸収されずに残ると長く声がかれる原因になります。手術が必要になる場合が多いです。

  • 声帯結節

    声の中央がこすれて盛り上がったもので、声帯にできる、たこのようなものです。声をよく使う方にできやすいです。声の安静が重要で、発声の指導などで改善することがありますのでご相談ください。

  • 喉頭炎・声帯炎

    風邪を引いたときに声帯に炎症が起こると、声が嗄れたり出なくなったりします。通常は4週間程度で声は出るようになりますので、無理に声をだそうとすることは控えましょう。

  • 喉頭(声帯)腫瘍

    声帯にさまざまな腫瘍ができます。声が嗄れた状態が継続する場合は受診いただき腫瘍がないかどうか検査をお勧めします。声帯の悪性腫瘍は男性の喫煙者に多いことがわかっています。

  • 声帯麻痺

    声帯は通常呼吸や発声で動きますが、動かなった場合は声が嗄れたり、むせたり咳がでるようになります。両側の声帯が麻痺した場合は呼吸困難が生じます。受診いただき声帯を観察し、原因を調べます。

  • 喉頭外傷

    のどをぶつけた後から声がうまく出ない場合は、喉頭外傷の可能性があります。改善には手術が必要になることがあり、医療機関の早めの受診をおすすめします。

  • (機能性)音声障害

    さまざまな原因で声の出し方がおかしくなり、声が嗄れたり出しにくくなることがあります。声帯には異常がないために原因がわかりにくいこともあります。

  • 変声障害

    第2次性徴期に男児は声の高さが低くなる現象を変声といいます。声が低音化しない場合や、声が嗄れたりうまく出ない状態が変声障害です。音声治療が有効ですので、一度ご相談されてください。